南大門焼失

韓国「ソウルの顔」として日本人観光客にも馴染みの深い南大門(正式名・崇礼門)が全焼し2階部分が完全に崩壊してしまった火災にはつくづく残念としか言いようがない。
出火原因は今のところ放火とみられるが、消化作業などに問題があって全焼は免れず、韓国の貴重な文化遺産が一瞬にして消えてしまった。
延べ面積177平方メートル2階建て建築物の崇礼門は、都の城門として1398年に建てられた後、壬辰倭乱文禄の役)や丙子胡乱など数回の戦乱にもかかわらず600年以上にわたり威厳を誇ってきた。都城8門のうち最も重要な正門で、ソウルに残っている最古の木造建築という点でも価値が高い崇礼門の崩壊は、財産被害額だけでは計れない有形・無形の膨大な被害を残した。
日本でも戦後まもなく金閣寺法隆寺金堂壁画などが放火によって焼けおち貴重な文化遺産を失っている。
国宝第1号が消失し取り返しがつかない事だけに韓国の方々の落胆も大きいでしょうね。残念です。