2邦人、麻薬で死刑確定

中国で麻薬密輸罪に問われ1審で死刑判決を言い渡されていた元暴力団組員の60代と40代の両被告に対する控訴審の判決公判が中国・大連で開かれ、遼寧省高級人民法院(高裁)は両被告の控訴を棄却し、執行猶予なしの死刑判決とした1審を支持した。中国は2審制の為、これで両被告の死刑が確定。中国で起きた日本人の麻薬密輸事件ではこれまで、執行猶予付きの死刑判決が確定したケースはあるが、執行猶予なしの死刑判決が確定したのは今回が初めて。
死刑執行には、中国最高人民法院最高裁)の許可が必要な為、今後、同法院が判決を検討し、最終判断を下すことになるそうだが、麻薬犯罪に厳しく対処する国内政策と対日関係への影響を考慮しながら慎重に検討するとみられる。まぁ、死刑が執行されても致し方がないね。自業自得。罪の意識が無さ過ぎる。
他にはシンガポール政府が一般犯罪に対しても国籍を問わず厳しく対処するとの政策をとっており、特に麻薬関連犯罪に対しては、死刑を含む厳罰をもって臨むとの方針がとられていることは有名。現に2002年12月にチャンギ空港においてヘロイン400g所持の廉で逮捕されたオーストラリア人に対し死刑が執行されている。