第89回全国高校野球選手権大会第9日目

第89回全国高校野球選手権は大会9日目を迎え2回戦4試合が行なわれベスト16が出揃った。
第1試合目は引き分け再試合となった宇治山田商(三重)と佐賀北(佐賀)との対戦は、佐賀北が9-1で宇治山田商を退けた。1-1で迎えた6回、二塁打と敵失で無死一、三塁の好機を作り二塁打と中前適時打で、3点を勝ち越した。7回にも2点適時打などで4点を追加。結局、宇治山田商の中井、平生両投手に12安打を浴びせ、9点を奪った。宇治山田商は3回、二塁打を足場に犠飛で1点を先行したが後半、ディフェンスが崩れ、流れを引き寄せることができなかった。
第2試合目は大垣日大(岐阜)と創価西東京)との対戦。大垣日大は5回表、1死満塁からスクイズで先制。続く連打を浴びせ3点を追加。6回表にも2死二塁から左前適時打で1点を加えリードを広げた。対する創価は8回裏に4連打で一気に3点を返したが、反撃もそこまで。毎回の13奪三振をあげた森田投手の力投に抑えられ3-5と涙を呑んだ。
第3試合目は優勝候補・駒大苫小牧を破った広陵(広島)とサヨナラ勝ちで2回戦に駒を進めた東福岡(福岡)との対戦。広陵は初回に1点を先制し、2回には打者9人の猛攻で4点を奪取。その後も中押し、ダメ押しと、試合の主導権を握り続け18安打14得点で東福岡を14-2と圧倒し、5年ぶりの3回戦進出を決めた。東福岡は2点を返すのが精いっぱいだった。
第4試合目は青森山田(青森)と聖光学園(福島)との東北勢の対戦。5回裏、2死満塁から渡辺選手の満塁ホームランで4点を先制。その後も得点を重ね追いすがる青森山田に6-4で競り勝ち平成16年以来の3回戦に進んだ。逆に青森山田は3年連続のベスト16にはならなかった。今日の結果
・第1試合 宇治山田商(三重)1-9佐賀北(佐賀)
・第2試合 大垣日大(岐阜)5-3創価西東京
・第3試合 広陵(広島)14-2東福岡(福岡)
・第4試合 青森山田(青森)4-6聖光学園(福島)
17日の日程
・第1試合 長崎日大(長崎) - 京都外大西(京都)
・第2試合 開星(島根)- 楊志館(大分)
・第3試合 常葉菊川(静岡) - 日南学園(宮崎)
・第4試合 前橋商(群馬) - 佐賀北(佐賀)
18日の日程
・第1試合 文星芸大附(群馬) - 今治西(愛媛)
・第2試合 智弁学園(奈良)- 帝京(東東京)
・第3試合 新潟明訓(新潟)- 大垣日大(岐阜)
・第4試合 広陵(広島) - 聖光学園(福島)
2回目のベスト8を予想してみました。太文字が勝ち予想。