暖冬に泣き笑い

暖冬に因る雪不足で思わぬ影響が出ているそうだ。
新潟県の海岸沿いでは例年なら12月半ばに積雪で営業中止となるはずのゴルフ場が連日、賑わいを見せているという。一方、スキー場では積雪が遅れたに為スキーヤーの出足が例年に比べて鈍く、湖では湖面が凍らずにワカサギの穴釣りが出来ない湖も出て来ているという。
新潟県上越市柿崎区のゴルフ場では、今年はほとんど雪がなく、「この時期の営業は14年ぶり」といい、元日からの5日間は連日満員で計約900人がプレーを楽しんだという。通常なら積雪が40センチほどになるグリーンも状態がよく、関係者は「天気に恵まれれば2月ごろまで営業を続けられそうだ」と顔をほころばせている。新潟県北部の胎内市にあるゴルフ場でも「積雪のない日は早朝から、予約の電話が掛かってくる」とうれしい悲鳴を上げている。
一方、スキー場は、2年続きの豪雪から一転して雪が少なく、苦しんでいるところも目立つ。青森県大鰐町の「大鰐温泉スキー場」では雪不足とコース状態の悪さから、今月11日に開幕予定だった「全日本学生スキー選手権大会」(インカレ)の全59種目が2月19〜25日に延期になったそうで、15日現在も積雪は約55センチ。同スキー場は「いまだに全面滑走できないのは営業以来初めてだ」と肩を落としている。秋田県鹿角市の「花輪スキー場」では雪が少なく15日にようやく全面滑走可能になった。12月末には県内の中学、高校のスキー合宿約300人の宿泊予約をすべて断り、正月の書き入れ時も逃しただけに関係者はホッとした様子。
亦、例年、ワカサギの穴釣りで賑わう群馬県高崎市の榛名湖では依然として湖の結氷が全体の3分の2に止まり、一部には漣が見られる状態という。全面結氷しても穴釣り解禁の目安となる氷の厚さが15センチになるまで約2週間かかることから、解禁は2月にずれ込みそうだという。
気象庁によると、昨年12月から今月13日までの全国の平均気温は、例年より0.8〜1.0度と高め。エルニーニョ現象により南の暖気の勢力が強く、北極付近に寒気が止まっている為で、18〜20日に掛けて東北や北陸地方を中心に雪か雨が降るが、暫くは気温が高めの状態が続く見込みだという。そう言えば元旦に行った東北旅行では仙台、盛岡、青森と雪が全然なかったな。けど今日の東京は寒かった。この冷え込みだときっと日本海側は雪でしょう。この寒さが続くのは嫌だけど降る所に降って貰わないとやっぱり困りますよね。