初詣で前に揺れる神社界

今、インターネット上で『参拝』、『祈願』が出来たり、お守りやお札を販売する試みを巡って神社界が揺れているという。
全国約8万か所の神社を管理・指導する神社本庁(東京)は、「ネット上に神霊は存在しない」と、今年初めて自粛を求める通知を出した。然し、導入している神社からは「神社に親しみを持ってもらえる」「遠方の人の助けになる」との声もあり、本庁では頭を抱えているそうだ。
地元で「安産の神様」として知られる高知県南国市の新宮神社では、ホームページで「インターネット参拝」を選ぶと、「ネット記帳」の欄が表示される。願い事を書き込み、「私のお願いをよろしく」というボタンをクリックすると、神社に電子メールが送信され、無料で祈願してもらえる。他にも、メールを受けて有料で祈願し、後日、お札などを郵送する「ネット祈願」や、ネット上でお守りやお札を買える神社も、数年前から各地で登場している。
こうした動きに、神社本庁は今年7月、「信仰の尊厳を損ないかねない」と、全国の神社に自粛を求める異例の通知を出した。本庁の調査課長は「神霊は神社という場所や空間に鎮座するもので、足を運んでもらうのが基本。ネットの有効性は認めるが、仮想的、疑似的な側面が広がりすぎると、本来の信仰の形が崩れる」と説明するが、その通りだと思う。
個人的には、インターネットでの『参拝』、『祈願』は余りいい感じは受けないけどお守りやお札を販売するのは別に構わないけどね。電話や手紙でお守り、お札の販売を受け付ける神社は多い。従って電話や手紙はOKなのにインターネットではNOというのは余りにもおかしいから。
まぁ、信仰する人々の個人の自由もあるでしょうから、それはそれでいいんでしょう。だけど初詣位は、自分の足で行くべきかな。