銀河鉄道999 盗作騒動

チョイト気になる騒ぎが勃発。
シンガーソングライターの槇原敬之氏(37)が作詞、作曲した人気デュオCHEMISTRYが歌う新曲「約束の場所」の歌詞が漫画家・松本零士氏(68)の代表作「銀河鉄道999」のフレーズに似ていることから盗作騒ぎが起きた。
松本氏が「盗作」と断じているのは、「夢は時間を裏切らない、時間も夢を決して裏切らない」―というサビの部分。この部分が「銀河鉄道999」(小学館刊)の第21巻に登場する「時間は夢を裏切らない、夢も時間を裏切ってはならない」というフレーズに「そっくりだ」と主張している。
これは主人公の星野鉄郎のセリフとして使われるだけでなく、作品全体のテーマにもなっている言葉で、松本氏は「私のスローガンのような言葉。これを題目に講演会などで若者にエールを送っており、ファンにはなじみ深い。彼が知らないわけがなく、勝手に使うのは盗作」として抗議したという。
先週末、両者の話し合いが持たれたそうで、松本氏によれば、電話で2度話したところ「当初は“知らない”と言っていたが、2度目は“どこかで聞いたものが記憶にすり込まれたのかも”と曖昧な説明に変わった」という。さらに、16日にレコード会社幹部が謝罪に訪れ「槇原本人が“記憶上のものを使用したかもしれない”と半ば認めたとの説明を受けた」と強調。「本人の口からきちんと謝ってほしい」と求めている。
これに対し、槇原氏の所属事務所は「槇原が自分の言葉で作ったもの」と完全否定。「銀河…」を読んだことすらないとし「そこまで盗作呼ばわりされたら、先生の“銀河鉄道”というタイトル自体、先人が作った言葉ではないのかと言いたくなる」と不快感をあらわに。「ぜひ訴えていただいて…」とまで語り、法廷で争うことも辞さない構えだという。
一旦はレコード会社幹部が半ば認めたとの説明をしたと言っている以上後になって所属事務所が「槇原が自分の言葉で作ったもの」と完全否定してもあまり説得力はないし、今後、法廷で争うことになるか分からないけど槇原側の方が分は悪い感じがする。でも、歌詞の一部や曲のタイトルなんて小説から引用することもあるだろうから一概に盗作と決め付けるのは如何なものか。
CHEMISTRYが歌う「約束の場所」は長澤まさみさんが出演している『クノール』のCMで使用されており直接、彼女には関係ないけどこんな騒ぎが起きるのは何か感じが悪いね。