公約靖国参拝

61回目の終戦の日を迎えた15日の今日。一段と強まる雨の中、小泉純一郎首相は靖国神社を参拝した。2001年自民党総裁選での公約を優先して、任期中最後の8月15日を参拝の日に選んだ首相の姿を、靖国神社、広島、沖縄や中国、韓国で様々な思いで見つめていた人が多かったことだろう。
靖国神社は、午前9時の段階で前年比5倍の1万835人が参拝に訪れていたといい、昼を過ぎても「昨年よりかなり多い」と職員が驚くほどの参拝の列が続いていたそうだ。
小泉首相は、「終戦記念日靖国に参拝する」を自民党総裁選の公約に掲げ当選した。が、これまでの5回、靖国参拝は果たしてきたが、8月15日の参拝は一度も行ってこなかった。最初は、8月13日。以後は、春季例大祭や1月、元旦、秋季例大祭などで、毎年、時や衣装を変えて参拝して来た。今日はこれまで避けてきた8月15日の公約実現には最後の機会だった訳で、『何時参拝しても批判される。ならば何時参拝しても同じ』との心境で、最後の機会に公約を果たした。如何にも頑固な小泉流で公約でもあろうか。たけど、小泉首相は、初めから8月15日の靖国参拝は在任最後の年にしようと思っていた節も感じるけどその真相は如何に・・・