東京駅

万世橋駅遺構を見学した帰り東京駅に寄ってみた。東京駅は、今から92年前の1921(大正3)年に開業した。東京駅は、首都東京の表玄関とも言うべき中央ターミナル駅であり、地上部に在来線ホーム5面10線と新幹線5面10線、地下に在来線4面8線、地下鉄1面2線を有し、その面積は東京ドーム3.6個分、1日あたりの発着する列車の本数約4,000本(日本一)という日本最大級の駅である。
東京駅のシンポルとも言うべき赤レンガ造りの建物は残念ながら開業当時の建物でなく空襲で焼け落ちた為、戦後に一部再建されたものである。
現在の東京駅

開業当時のレンガ造りの建物は、3階建てで、南北にドーム状の屋根があった。空襲で本屋の壁体を残し焼け落ちた為、戦後の1947(昭和22)年に修復した際、3階建てが2階建てとなり、元のドーム状の屋根でなく現在のシンプルな三角屋根になった。因みに開業当時の建物を建築したのは、教科書にも出てくる建築家の辰野金吾氏である。
空襲で焼失前の東京駅

今では、赤レンガの駅舎以外は殆ど開業当時の面影を残しているものはないが、若干だがホームで開業当時のままで残っている箇所がある。良く見ないと分からないのだが山手線外回り、京浜東北線南行き5・6番線ホームの有楽町側にその面影を見ることが出来る。支柱や鋳物で造られた架構が開業当時のままで残って居る。ホームもレンガ造りになっている。
1、支柱①

2、支柱②開業当時を偲ばせる

3、これも当時を偲ばせるものだが、当時の国鉄の紋章か?

4、屋根上にある開業から存在するのであろう古い鋳物の架構①

5、屋根上にある開業から存在するのであろう古い鋳物の架構②

6、屋根上にある開業から存在するのであろう古い鋳物の架構③

7、屋根上にある開業から存在するのであろう古い鋳物の架構④

是非、興味のある方は一度見てみたら如何でしょう。
http://www.tokyo-np.co.jp/isan/no/tokyo_st.html
http://ama.no-ip.com/ekiguide/tokyo.htm