トリノ五輪総括

17日間に亘って熱戦が繰り広げられたトリノ五輪が終わった。日本の獲得したメダルはフィギアスケートに出場した荒川静香選手(プリンスホテル)の金メダル1個という誠に寂しい結果となった。然しながらメダルには届かなかったが入賞(8位まで)した選手総数は21種目42人で、前回のソルトレイクシティーの22種目39人を上回ったのが救いかな。
今回の大会で感じたことはアルペンスキー皆川賢太郎選手をはじめ、スピードスケートの及川佑(びっくりドンキー)、岡崎朋美選手(富士急行)、スピードスケート団体追い抜き女子、フィギァスケートの村主章枝選手(avex)など実にメダルに惜しかった選手が多かったこと。一方、世界選手権やW杯などで表彰台に乗った期待の選手が実力を発揮出来ずに破れ去り期待を裏切ってしまう形になった選手も少なからず多かったと思う。
その他では結構盛り上がった種目もあり面白かった部分もあった。トリノ冬季五輪から新種目として採用されたスピードスケートの団体追い抜き、スノーボードスノーボードクロスバイアスロンの一斉スタート方式はいずれも見ていて分かりやすく、テレビ放映向きで、従来にないエキサイティングな魅力を吹き込んで面白かった。事前の注目を上回る盛り上がりで成功したと言える。日本的には地味だったカーリングが選手達の頑張りで盛り上がり成功した種目だったと言えるだろう。

今回の成績不振については、色々と問題が浮き彫りに成ってきているようですが、それは置いといて選手皆さんにご苦労さんと言いたい。