トリノ五輪結果 その7

20回に及ぶ冬季五輪史上、個人種目で初の黒人金メダリストが誕生した。
18日のスピードスケート男子1000メートルで優勝した米国のシャニー・デービス選手は、ダイナミックなフォームでただ一人の1分8秒台をマーク。500メートル、5000メートルを制したジョーイ・チーク選手、チャド・ヘドリック選手ら同僚の米国勢を寄せつけなかった。
前回のソルトレークシティー五輪でショートトラックの米国代表に選ばれ、昨年2月のスピードスケート世界選手権で黒人選手として初めて総合優勝。昨年は1500メートル、1000メートルの世界記録を塗り替えた。
日本勢では今井裕介選手(群馬県連盟)の20位が最高で、中嶋敬春選手(日体大研究員)は27位。牛山貴広選手(エムウエーブ)は28位、長島圭一郎選手(日本電産サンキョー)は32位。
18日のジャンプ・ラージヒル決勝では、岡部孝信選手(雪印)が1本目125メートル、2本目128.5メートルの合計236.8点で8位入賞。葛西紀明選手(土屋ホーム)が12位、一戸剛選手(アインズ)は25位に終わった。伊東大貴選手(土屋ホーム)は1本目が42位で、上位30人が飛ぶ2本目に進めなかった。
スピードスケート・ショートトラックは、女子1500mと男子1000mが行われ、女子1500mに出場した神野由佳選手(綜合警備保障)は7位となった。神野選手は準決勝では接触による転倒で1組4位に終わり、決勝進出はならなかったが、8-13位決定戦では2位に入り、決勝で2人が失格となった為入賞を果たした。3大会連続の五輪となる勅使川原郁恵選手(赤塚)は、予選2組4位で敗退。男子1000m準々決勝に臨んだ寺尾悟選手(トヨタ自動車)は、3組3位で準決勝に進めなかった。
18日行われたカーリング女子1次リーグでは日本は5―2で強豪カナダを破り2勝3敗としたが世界女王のスウェーデンに7―6で惜敗し通算成績を2勝4敗となり4強入りへ後がなくなった。然し何故か不安より期待の方が大きい女子カーリング。頑張れ!