35歳の世界チャンピオン

WBCフェザー級タイトルマッチ12回戦が29日、福岡県・福岡市の九電記念体育館であり、同級5位の越本隆志選手35歳が、同級王者の韓国、池仁珍(チ・インジン)選手を2-1の判定で破り、新王者に就いた。輪島功一氏の持つ世界王座奪取の日本人最年長記録32歳9カ月を大幅に更新。フェザー級の日本人王者は、1972(昭和47)年に王座を明け渡した柴田国明氏以来34年ぶりとのこと。亦、沖縄県を除く九州のジムから初めて世界王者が誕生した。
越本選手は2000(平成12)年1月以来、6年ぶり2回目の世界挑戦。越本選手は序盤、トリッキーな動きを見せる池選手に対し、右のリードジャブと左右のフットワークで冷静に応戦。終盤はともに距離を詰めた接近戦で激しい打ち合い。スタミナの切れた池選手は足を止めてパンチを纏めたが、越本選手も左ストレートを効果的に見舞った。最後、際どい判定をものにした。
越本選手は、この日セコンドに入ったジム会長で父、英武さんとの二人三脚での世界挑戦が話題となった。
それにしても35歳で世界チャンピオンとは「凄い」の一言。35歳といえばどのスポーツに於いても結構体力的にきつい年齢の上、況してボクシング何て選手寿命が短いスポーツだというのに。自分も一応30代ですが・・・(笑)ホント尊敬します。