帯状疱疹

先週の日曜日、22日頃から背中(左腰の一寸上の辺り)に神経痛のような痛みが出始め、ずっと我慢していたのだが、夜中余りの痛さに飛び起きた。いよいよ内臓に(何かしらの病気が)来ちゃったかなと何気に痛い箇所を擦ったら・・・ありゃ!何かボツボツが出来ている。鏡に写して背中を見ると赤い皮疹が出来ている!!何とまぁ“帯状疱疹”じゃないですか(笑)
この神経痛のような痛みは“帯状疱疹”に因る痛みだったのね。結構痛いです(笑)ここ数ヶ月寝不足が続いていたこともあって抵抗力(免疫力)低下していた上に、子供の時になった水痘(水疱瘡)のウイルス(水痘帯状疱疹ウイルス)が、神経の付け根に残っていたのね。今まで“帯状疱疹”に成ったことなんか無かったのに。
知り合いの皮膚科に受診したらヤッパリ“帯状疱疹”だった。抗ウイルス薬の「バルトレックス」と外用薬を処方して貰い取り敢えず一件落着?皮膚が良くなっても痛みが残る帯状疱疹後神経痛にならなきゃいいが・・・・。
●一口メモ●
帯状疱疹は、子供の頃に罹った水疱瘡のウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス)が、神経の中に潜んでいて、体力の低下などをきっかけに活性化して起こる病気。一度、水疱瘡に罹ると、水痘・帯状疱疹ウイルスに対する抗体が作られ、免疫状態となるが、年月が経つと抗体が減ってくる。亦、疲労や睡眠不足などに因って体力が落ち、他の病気に因り免疫機能が低下した時などにも水痘・帯状疱疹ウイルスの増殖を抑制する力が弱くなって発症すると考えられている。
主に頭、顔面、胸、背中、おしり、下肢などに多く発症し、初めの2、3日は軽い発熱や神経痛などの症状が現れる。その後に皮膚症状が現れ、先ず紅斑(赤い腫れ)が生じ、その後、水疱(水ぶくれ)が出来る。7から10日ほど経つと、水疱がカサブタになり、発症後3〜4週間で皮膚症状も神経痛も自然に治る。
然し、水痘・帯状疱疹ウイルスは、体内で活性化して増殖し始めた時から、神経を破壊して行く。そして破壊された神経は修復されない。従って、自然に治るのを待っていては、後に神経痛の後遺症が残る可能性が高くなる。神経の破壊を少なくする為には、出来るだけ早く治療を開始することが大切。一般には、皮膚症状が現れてから5日目位までに、抗ウイルス薬に依る治療を始めれば、後遺症は残りにくいと考えられている。
後遺症が残った場合には、神経ブロックなどの対症療法に依って、痛みを軽くする治療が必要となる。然し、痛みの原因を根本的に取り除くことは出来ない。