純日本チーム

F1ドライバー鈴木亜久里氏が代表を務める「スーパーアグリ・フォーミラワン」の2006年F1世界選手権参戦が認められた。昨年限りでBARホンダを離れた佐藤琢磨選手が、第一ドライバーとして加入することが確実で、第二ドライバーにも日本人の名前が挙がり、エンジン、タイヤとも日本製の“純日本チーム”としてF1の表彰台を目指す。
スーパーアグリは2006年F1参戦を目指し、昨年10月にFIAに申請。然し、4,800万(58億円)の保証金が確保出来ない等、登録手続きにも不備があり、12月には参戦リストから漏れた。だがこの程、保証金の納付と既存の10チームの承認を得た上で、再申請し、2002年トヨタ以来の新規チーム参戦にこぎつけた。
ドライバーは昨シーズンでBARホンダから離れた佐藤琢磨選手のスーパーアグリ入りが確実。第二ドライバーは現在交渉中だが日本人ドライバーの可能性が高い。エンジンはホンダ、タイヤもブリヂストン。全て日本製の“純日本チーム”となる予定。たが、準備期間が短く、問題も山積状態だという。多くのチームは昨年11月から走行テストを繰り返しているが、スーパーアグリのテスト開始は早くても2月にずれ込みそう。年間数百億円といわれる運営費捻出の為、スポンサー集めも急務だ。
純日本チームが、モータースポーツ最高峰F1の舞台で何処まで通用するか5週間弱余りに迫った3月10日から始まる「バーレーンGP」の開幕戦が、待ち遠しい。資金振りなど大変な問題が山積み状態だけど亜久里さんには頑張って欲しい。日本の企業もモット応援して欲しい。