名門、地に落ちる

西日本の超難関校にあって、6度の学生日本一に輝いた名門京都大学アメリカンフットボール部の元部員3人が、女子大生2人を泥酔させ、集団で暴行を加えたとして、京都府警捜査1課と川端署は26日、何れも4年生で工学部、農学部、経済学部の学生3容疑者を集団強姦(ごうかん)容疑で逮捕した。調べに対し、3人は容疑を否認しているという。
調べによると、3容疑者は昨年12月23日未明、容疑者のマンションで、一緒に鍋パーティーをしていた京都市内の19歳と20歳の女子大生に、焼酎を一気飲みさせるなどして泥酔状態にし、乱暴した疑い。
容疑者うち2人は、何れもレギュラークラスだった。関西学生リーグ終了後の昨年11月28日に、3容疑者とも部を引退していたが、3人は何れも留年が決まっていた。
逮捕された容疑者の1人が被害を受けたという女子学生からの抗議を受け、知り合いの弁護士に相談していたことも関係者の話で分かった。関係者に由ると、女子学生の2人のうち1人が鍋パーテイー後の昨年暮れ、容疑者の1人に抗議のメールを携帯電話で送信。その後、2人は直接会って話をしたが平行線に終わり、同容疑者が弁護士に相談を持ちかけたという。
亦、京都府警に由ると、別の容疑者の1人も事件後、もう1人の被害女性と会い、合意の上での行為だったと主張したという。
これまでの京都府警の調べに対し、容疑者2人は合意の上という趣旨の供述をし、もう一人は行為自体していないとして、何れも容疑を否認しているという。京都府警は女子学生2人が泥酔状態にさせられていたなどとして、合意の上の行為ではなかったと判断。女子学生の抗議を受けた容疑者2人が性的暴行ではないと認めさせようとした可能性もあるとみて、慎重に調べている。
更に京都府警の調べに対し以前にも女子学生と『鍋パーティー』を開催し、酒に酔った女性と性的関係をもったと供述していることが分かった。「これまでにもうまくいっていたし、パーティーとはそういうものだと思っていた」とも供述。京都府警は性的行為を目的にパーティーを開いた可能性もあるとみて、捜査を更に進めている。一方、3人は部を引退後2、3度、別の女子学生を交えて同様の「パーティー」を開いていたと供述。その際、ほかの元部員も参加することがあったといい、京都府警は女性の中に乱暴された人がいないか3人を追及するとともに、ほかに関与した男がいないかも調べている。
京都大学アメリカンフットボール部は1947(昭和22)年、国公立大学として最初に創部。「ギャングスターズ」の愛称で呼ばれ、私学に比べて選手の補強面でハンデがありながら、学生王者に6回、日本一に4回輝いている。
京都大学も地に落ちたもんだ。未だはっきりしたことは分からないが処分としては当然退学でしょう。こんな事で人生を無駄にして情けない。

写真は初めて日本大学を破って学生日本一になった時のもの(昭和58年)