87日足りず

フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルで優勝した浅田真央ちゃん(グランプリ東海ク)を、来年のトリノ五輪に出させてあげたいと、ファンからの電子メールが東京都渋谷区の日本スケート連盟に400通以上も届いている。メールの大部分は「真央ちゃんを五輪に出すように嘆願書を出して欲しい」という内容で、休日だった連盟事務局の電話は鳴っていたという。
ご存知の通り浅田真央ちゃんは国際スケート連盟(ISU)が定めた年齢制限の為、トリノ五輪の出場資格がない。国際スケート連盟(ISU)は子供の成長を妨げる過度な練習や精神的重圧を避ける為、医学的見地から1996年にそれまでより1歳引き上げ、五輪出場には、開催前年の6月30日までに15歳になっていることを条件とした。このことにより1990(平成2)年9月25日生まれの真央ちゃんは87日、間に合わないことになる。
自分もトリノ五輪に出来るものならば出場させて欲しいと思う。然し、日本スケート連盟国際スケート連盟(ISU)に対して嘆願書を提出して理事会にはかるなどのアクションは起こなさそうだ。日本の関係者は(メダルを脅かす)真央の特例を認めることはあり得ないと語っていることに加え、政治的な争いの渦中に置きたくないという配慮があるようだ。
来日中の国際スケート連盟(ISU)のチンクアンタ会長も(真央ちゃんに対して)特例惜置は適用しないと明言。五輪までに規則改正を決議する総会も開くことはないと示している。亦、同会長は「一個人としては、五輪での真央ちゃんを見てみたいが国際スケート連盟(ISU)会長としては別の話」とも語っている。
残念ながら今の現状では無理でしょうね。