参考人質疑

姉歯建築設計事務所による耐震データ偽造問題で、今日、衆義院国土交通委員会参考人質疑が行われた。仕事中、途切れ途切れだったが車のラジオで聞いていたけど相変わらず、責任逃れの言い訳としか取れない言葉のオンパレードに呆れるばかり。
質疑応答の中で、民間の指定確認検査機関「イーホームズ」の藤田東吾社長は、姉歯秀次・1級建築士による強度偽装は、別の建築士が2004年4月の段階で指摘していたことを明らかにした。この重大な情報を最初に得たのは、民間の指定確認検査機関で最大手の「日本ERI」(東京都港区)だったが、同社は情報の真偽も確認しないまま見逃し、その後も姉歯建築士が構造計算を行った建物の建築確認を出し、結果的に被害を拡大させていた。
 ERIによると、2004年1月に同社で一旦建築確認を出した港区内のオフィスビル(10階建て)について、元請け設計事務所が計画変更を申し出て、横浜市内の建築士が構造計算を見直した。この結果、姉歯建築士による構造計算の不備が分かり、建築士は同年4月、「前任の姉歯事務所の設計はずさん」などとERIの構造審査担当者に伝えたが、この担当者は上司に一切、この件を報告していなかった。亦、上司の確認検査員も、オフィスビルが計画変更された理由を確認するなどしなかったという。
この経緯について「イーホームズ」の藤田社長は参考人質疑で、「当社が偽造に気付く1年以上前に日本ERIによる隠蔽があった」とERIを批判。これに対し、ERIの鈴木崇英社長は国土交通省で会見し「隠蔽の事実はまったくない。藤田社長を告訴する準備を進めている」と述べた。然し、叩けば出てくるもんですね。埃が(笑)
私的見解ですが藤田社長の言っていることは本当ではないかと思う。別に藤田社長の味方をする訳じゃないが、少なくとも「イーホームズ」の藤田社長は偽造問題の責任から逃れられないと思うので、覚悟を決めて真相を明らかにするのではないかと思う。それと「イーホームズ」VS「ヒューザー」のバトルも見ものだな。