松田優作17回忌

今年は、ハリウッド映画『ブラッグレイン』にテレビドラマ『太陽にほえろ!』などでその強烈な存在感を示した、俳優、故松田優作さんの17回忌目にあたるそうで、今月6日の命日には夫人で女優の松田美由紀さんが監修した「松田優作全集」が出版され、21日には主演映画を収めたDVDボックスが発売されるとのこと。時代を駆け抜けた異才、松田優作が蘇る!!39歳の若さで逝った名優、松田優作さん。癌で亡くなってから早17年が経つのですね。『たられば』は、禁句だけど、若し生きていたらハリウッドで大活躍をしていたのではないでしょうか?今は、渡辺謙さんの活躍が注目されていますが、それ以前に『ブラッグレイン』の演技で注目され、国際的評価も高く、次回作はロバートデ・ニーロとの共演も決まっていたとかでこれからっていう時に亡くなった松田優作さん。返す返す、惜しい人を亡くしたもんです。『ブラッグレイン』での凄みのあるヤクザ役はホント素晴らしかった。
最初、松田優作さんに衝撃を受けたのは皆さんも同じだと思うのですがテレビドラマ『太陽にほえろ!』でのジーパン刑事役でしょうか。殉職シーンの台詞「何じゃ、こりゃ」は超有名で強烈なシーンですよね。テレビドラマ『探偵物語』での帽子にスーツ、愛用のスクーターに乗った私立探偵工藤ちゃんこと、工藤俊作の軽快な演技にも目を輝かせて物真似をしたものでした。後、奇妙な家庭教師を演じた映画『家族ゲーム』も印象に残る作品でしたね。今は、父を受け継いで俳優業で活躍し映画『NANA』に出演している松田龍平くんは松田優作さんの長男。顔が似てますよね。龍平くんの方がやさしい顔つきをしているように感じますが、もう一人、今TBSドラマ『花より男子』で西門総二郎役をしている松田翔太くんも松田優作さんの次男です。顔はどちらかと言うとお母さん似?かな。父親みたいに、格好良くて素晴らしい俳優になって貰いたいですね。さぞや優作さん、生きていたら喜んだことでしょうね。頑張ってほしいっす。


松田優作】1949(昭和24)9月21日生−1989(平成1)年11月6日没。山口県下関市出身。
・1972(昭和47)年、文学座付属演劇研究所12期生としい入所。
・1973(昭和48)年、日本テレヒ系のドラマ『太陽にほえろ!』のジーパン刑事役でデビ
ュー。同じく『狼の紋章』で映画デビュー。
・1978(昭和53)年、村川透監督とのコンビ『遊戯シリーズ』で人気を得てアクションスタ
ーの地位を確立。
・1983(昭和58)年、映画『家族ゲーム』で家庭教師役を演じ男優賞を総なめ。
・1986(昭和61)年、映画『ア・ホーマンス』て初監督。
・1989(平成1)年、リドリー・スコット監督のハリウッド映画『ブラッグレイン』で犯人役
として追われる凶暴なヤクザ役を演じて国際的に評価を得るが11月6日、膀胱癌の為
死去。享年39歳。

  • 主な出演テレビ

太陽にほえろ!(1973年、日本テレビ)
・赤い迷路(1974年、TBS)
・俺たちの勲章 (1975年、日本テレビ)
・大都会PART2(1977年、日本テレビ)
探偵物語(1979年、日本テレビ)etc

  • 主な出演映画

・狼の紋章(1973年、東宝)
・ともだち(1974年、日活)
竜馬暗殺(1974年、映画同人社)
・暴力教室(1976年、東映)
人間の証明(1977年、角川)
・最も危険な遊戯(1978年、東映)
・殺人遊戯(1978年、東映)
・乱れからくり(1979年、東宝)
・俺達に墓はない(1979年、東映)
・蘇る金狼(1979年、角川)
・処刑遊戯(1979年、東映
野獣死すべし(1980年、角川)
・ヨコハマBJブルース(1981年、東映
家族ゲーム(1983年、にっかつ)
探偵物語(1983年、角川)
・それから(1985年、東映
ア・ホーマンス(1986年、東映
嵐が丘(1988年、西友
・華の乱(1988年、東映
・ブラッグレイン(1989年、ユコバーサル)