美人薄命

今日のスポーツ各紙(デイリースポーツを除く)の一面は昨日、白血病で亡くなった本田美奈子さんの記事が躍っていた。少なからずショックを受けた自分ではありますが、彼女を知る各関係者の驚きと落胆さには答えようのない無念さが伝わってきました。特に高校時代(堀越学園高)同級生だった南野陽子さんや、アイドル同期仲間達は、悲しみで居た堪れなかったでしょうね。職場や得意先でもこの話題で持ちきりでした。若い人にはピンと来ないようで、リアル世代の人達は、自分と同じように少なからずショックを受けていたようで皆、口を合わすように『直りつつある』と信じていた様ですから。
昔、同じように急性骨髄性白血病で若くして亡くなった女優の夏目雅子さんのことを思い出しました。今から20年前の1985(昭和60)年9月11日、白血病の闘病中に肺炎を併発して亡くなりました。大恋愛の末、伊集院静氏と結婚した後の幸せの真っ只中で27歳という若さだった。夏目さんで思い出されるのは、やっぱり日本テレビ西遊記』での三蔵法師役と、映画『鬼龍院花子の生涯』での台詞「なめたらいかんぜよ!!」ですかね。まさに、「美人薄命」という言葉がピタリと当て嵌まる生涯でした。既に亡くなってから20年が経ちますが、今でも数多くのファンが彼女を偲んでいます。
他にも、23歳の若さで1988(昭和63)年9月13日にスキルス性胃癌で亡くなった堀江しのぶさんも思い出されますね。今の巨乳アイドル、グラビア・アイドルの草分け的存在だったと思います。巨乳タレントで有名な事務所イエローキャブの原点が彼女なんですけどね。失礼ながら自分の好みの女性ではありませんでしたが、ふくよかで、母のような、癒される、励まされる、元気が出る、等の意味を全て含んだ感じの女性でしたね。亦、違った意味で、1986(昭和61)年4月に事務所ビルから飛び降り自殺した岡田有希子さんの死にも相当な衝撃を受けたものでした当時、フライデーだったか、フォーカスだったか覚えていませんが、飛び降りた直後の彼女の遺体の写真が掲載されていたの見て驚いたものでした。その後、彼女のファンがショックで後追い自殺をする事件が頻繁に起き社会問題にもなりました。
『たられば』を言っても仕方がないことは分かっていますが、若し、今でもご健在だったらさぞかしご活躍されたに違いないでしょうね。運命と言ってしまえば、それまでですが・・・・。
細木数子さんの言葉じゃないですが、『人は生まれた時から死に向かって進んでいく』という言葉は、正にその通りで、向かって進んでいくスピードに違いはあるけれど、ヤッパリ若くして亡くなることは、辛いですよね。自分もいつかは、早かれ遅かれこんな日が来るんだろうな。
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夏目雅子】本名:西山雅子。東京都出身。
1957(昭和57)年12月17日生−1985(昭和60)年9月11日没。

・1976(昭和51)年、ドラマ「愛が見えますか」(愛のサスペンス劇場:日本テレビ)のオー
ディションで486人の応募者の中からヒロインに選ばれ女優デビュー。
・1977(昭和52)年、カネボウ化粧品キャンペーンガールとなり、「クッキーフェイス」
のCMで注目される。
・1978(昭和53)年、大河ドラマ「黄金の日々」に出演。日本テレビ西遊記」で三蔵法師
役を演じる。
・1981(昭和56)年、大河ドラマおんな太閤記」に出演。
・1982(昭和57)年、「鬼龍院花子の生涯」の台詞「なめたらいかんぜよ」が流行語となる。
・1983(昭和58)年、大河「徳川家康」に出演。
1984(昭和59)年、伊集院静氏と結婚。
・1985(昭和60)年、急性白血病の闘病中に肺炎を併発し死去。享年27歳。
主な出演映画
俺の空 (1977年:東宝)
・トラック野郎・男一匹桃次郎 (1977年:東映)
二百三高地 (1979年:東映)
・魔性の夏・四谷怪談より (1981年:松竹)
大日本帝国 (1982年:東映)
・鬼龍院花子の生涯 (1982年:東映)
・198X (1982年:東映)
時代屋の女房 (1983年:松竹)
南極物語 (1983年:ヘラルド)
小説吉田学校 (1983年:東宝)
・魚影の群れ (1983年:松竹)
瀬戸内少年野球団 (1984年:ヘラルド・エース)


堀江しのぶ】本名:堀部しのぶ。愛知県清須市出身。
1965(昭和40)年8月18日生―1988(昭和63)年9月13日没。
1984(昭和59)年4月にデビュー。イエローキャブに所属。
・1985(昭和60)年、第11回クラリオンガールコンテストに出場し平凡パンチ・アイドル賞
受賞をきっかけにブレイク。TBSドラマ毎度お騒がせいたしますに出演。
・1988(昭和63)年9月13日、スキルス性胃癌により死去。享年23歳。
主な出演映画
・ザ・サムライ(1986年、東映)
・愛しのハーフ・ムーン(1987年、日活)
・クレイジーボーイズ(1988年、松竹)
写真集
・もっと大胆に、もっとショキングに(1984年、講談社
・あっ夢感(1986年、ワニブックス
・大胆素敵(1986年、リイド社
・SO SEXY(1986年、近代映画社)
・20歳のわたしをあげる(1987年、講談社
・しのぶあい(1987年、近代映画社)
・穏やかな時(1988年、講談社
・AMENITY(1988年、大陸書房