高齢者ドライバー

今日は、祝日なのに朝から車の急ブレーキの凄い音で起こされた。再び寝に入って暫くしたら、今度は男性の怒鳴る声で再び起こされた。折角、昼までゆっくり寝られると思っていたのに・・・。余りの怒鳴り声が凄かったので思わず外に出たんですが・・・。
そこには、既に何人かの野次馬で人の山。30歳前後の男性が爺さんに向かって怒鳴っている。話に依ると、如何やら路地から爺さんの乗った車が行き成り本道に飛び出してきたらしく、もう少しで30歳前後の男性とその家族が乗った車にぶつかりそうになったのが原因らしい。男性は奥さんらしき人に宥められていましたが、爺さんは何故怒鳴られているのか分かっていないようで、その態度に男性は今にも爺さんに殴り掛からんばかりの勢いで怒っていました。結局、周りの人達にも宥められ、そのまま車に乗って去って行きましたが、爺さんもぶつぶつ言いながら何事も無かったようにその場を去って行きました。多分、怒鳴っていた男性は家族とこれから何処かに出かける途中だったのでしょう。もし、事故にでもなっていたら、とんだ休日になっていたに違いない。怒りたくなる気持ちも分かる気がした。
仕事中に運転することが多い自分にとっても、高齢者ドライバーには、結構、肝を冷やされることが多く堪らない。よく経験するのが信号無視と一方通行の逆走。悪びれた様子も無く平気な顔で通り過ぎていく姿に幾度頭に来たことか。兎に角、事故を貰わないよう気を付ける他ないですね。だから、最近こういった高齢者による交通事故が増えているのだろう。
一寸調べてみたんですが、昨年の交通事故による死亡者は7,358人。そのうち65歳以上が3,046人で全体の約4割を占めているとか。更に自動車運転中だったのは715人で、運転中の全死亡者2,918人の24.5%、実に4人に1人の割合で年々増加の傾向にある。一方、65歳以上の運転免許保持者は、昨年末の時点で927万人。10年前の実に2倍に上るとのこと。高齢者が起こす事故の特徴は、信号無視と一時不停止。左右の見通しが悪い交差点と優先道路に入る時の事故が多発しており、原因は動体視力の衰えと明暗を識別する力の低下だそうだ。高齢化の進んでいる長寿大国ニッポン。高齢者ドライバーは、加齢とともに生じる判断力、注意力低下に気付き、もっと高齢者だという自覚を持って安全運転をして貰いたいですね、まぁ、自分にも言えることですが(笑)事故を起こすのは何も高齢者に限ったことではありませんから。