直通運転

2011(平成23)年春の九州新幹線の全線開通に合わせ、JR西日本JR九州との間で山陽新幹線との直通運転をすることがほぼ合意に達したようだ。所要時間は、山陽新幹線の新大阪からだと、熊本まで今より約30分短縮され約3時間20分、鹿児島中央まで約1時間短縮され約4時間で、乗り換えなしで結ばれる。直通列車は、九州区間のホームの長さなどから8両編成が限度。本数は上下線とも1時間に1本程度となる見込み。列車の愛称や停車駅は、これから調整する。
また九州地域は急傾斜が多く、山陽新幹線の既存の車両では対応出来ないことや、山陽区間の最高時速300キロに対し、九州新幹線「つばめ」車両(800系)は同260キロとやや遅いことから、両社は乗り入れ用として東海道・山陽新幹線の最新型「N700系」をベースにJR九州でも高速走行が可能な新車両(8両編成)を開発する。投資額は、JR西日本は新車両152両の製作とシステム整備などで約1000億円、JR九州は新車両98両を中心に約400億円を見込んでいる。
一方、空路をみると、大阪(伊丹空港)と熊本、鹿児島両空港間は現在、いずれも1時間10分前後。然し両空港から市街地までは、それぞれバスで1時間近くかかり、搭乗手続きや乗り継ぎ時間などを考慮すると、新幹線も飛行機も所要時間に大差がなくなり、両社は「シェア争いでも十分対抗できる」とみている。
然し、直通運転が始まれば東京から鹿児島中央まで(新大阪乗換えを含めたら)6時間40、50分弱で結ばれるってことになる計算になるね。考えられん。その気になれば東京を始発で出発すれば日帰りで鹿児島まで行けることにもなるな。(鹿児島の滞在時間は2時間が限度かも知れないが)一昔だったら東京〜西鹿児島間はブルートレンに乗っても約24時間掛かったのにね。未だ先の話しだけど夢のようだ。