はり重 & 今井

大阪に行った際には是非立ち寄ってみたい店が幾つかあるのだが、その中で今回は『はり重』と『道頓堀 今井』にお邪魔した。
『はり重』は御堂筋と道頓堀が交差する角に位置し創業85年の老舗である。有名産地の最高級の和牛を扱うレストラン兼精肉販売店で、1階には精肉店、はり重グリル、はり重カレーショップがあり、2階・3階はすき焼き・しゃぶしゃぶ等が食べられるお座敷の和食レストランとなっている。懐具合で店を選ぶ楽しさがあるのだが、当然、自分は懐が寒いので軽食レストラン『はり重カレーショップ』に入り、すき焼きの甘辛い割り下で煮込まれた玉ネギと牛肉が半熟の卵でとじられた名物のビーフワン・他人丼(700円)を頂いた。以外にもつゆだく系で、ビーフワンの由来は「ビーフ」+「お椀」。他にもビフカツなどの人気メニューがあり、店の雰囲気も良かった。


『道頓堀 今井』は昭和21年創業。道頓堀のど真ん中に位置し、「ダシの今井」の異名をとる大阪うどんの名店の一つである。北海道の黒口浜で取れる天然昆布と熊本県牛深産のウルメ節とサバ節でとった透明度のあるダシは絶品。ここではほんのり甘い揚げとつゆの相性が抜群の一番人気『きつねうどん』(700円)を頂く。具もシンプルに揚げとネギだけでその貫禄の美味しさには只唸るだけ。他にも蕎麦やよせ鍋などのメニューもありギフトセットもある。
大阪うどんを食したいのなら『道頓堀 今井』の「きつねうどん」をお奨めします。