6代目新型車両「N700系」

昨日、1日に行われた東海道・山陽新幹線ダイヤ改正JR東海JR西日本が共同開発した新型車両N700系がデビューした。
「のぞみ」に投入されたN700系は空気バネで車体を傾け、東海道区間のカーブを減速せずに時速270キロで曲がり、山陽区間は最高速度300キロで走る。尚、東京と新大阪を最速2時間25分、博多を4時間50分で結ぶ。亦、パソコンなどを持ち込む人の為に、座席にはコンセントが設置されている。更に2009年春からはインターネット接続サービスも開始する。他にデッキには喫煙ルームがあるが愛煙家には辛い全席禁煙。
東海道新幹線は今から43年前の1964(昭和39)年10に開業した。当時の所要時間は「ひかり」(停車駅は名古屋・京都)で4時間、「こだま」(各駅停車)で5時間と云うシンプルなダイヤであった。その後、1972(昭和47)年3月には山陽新幹線の新大阪〜岡山間が、1975(昭和50)年3月には岡山〜博多間が延長開業し、東京〜博多間は最速6時間56分で結ばれた。開業当時の所要時間で比べると新大阪まで1時間35分。博多の所要時間も何と2時間6分も短縮。朝一番の『のぞみ』に乗れば、新大阪には午前8時半前に。博多には午前11時前に着いてしまうことになる。そのスピードの速さには只、驚くばかりだ。