医・食の危機

不二家も真っ青!?
色々と世界を騒がしている中国。その中国本土で賞味期限切れの「ちまき」を販売しようとした店が立ち入り調査を受けていたことが分かった。調査によると新たなパッケージに詰め替えられて出荷されようとしていた「ちまき」約2000キログラム相当を押収。賞味期限は、何と2年前の2005年内のものだといい、悪臭が立ち込め、既に米粒の形状がなくなっていたという。
それにしても有る意味凄すぎる。はっきりしたことは分からないが市場に出回っている全ての「ちまき」の回収を命じたところこれまでに1400キログラム相当が返品されたそうだから相当の量が出回っていたことになる訳ですな。こんなに悪臭が凄ければ食べる事もないだろうが中には食べた人もいるのでは?これじゃ中国に観光や出張で行った時なんて恐くて食事なんか出来やしない。日本から材料を持っていって自炊するしかないよ。まじで。
この所、中国産の食品や医薬品の安全性について、世界各地で問題が噴出しているのは周知の通り。パナマで起きた中国産原料を含む咳止めシロップ薬の服用で100人以上が死亡した事件を発端に米国で起きた中国産ペッドフードでのペット死亡事件。米国、パナマ、オーストラリアなどの店頭で販売されていた毒性物質が混入している中国製練り歯磨きが問題化し、同様の中国製練り歯磨きが日本でも見つかり業者が自主回収をするなど様々。他にも中国製のおもちゃ「きかんしゃトーマス」の塗料に有害物質の鉛が使われていたことも問題になり数挙げたら切がない。
然し本家の中国本土ではこれ以上に深刻らしい。利潤第一の模造品が横行し、広州市内で注射薬が原因で13人が死亡し、安徽省の製薬会社の注射薬で十数人が死亡するなどニセ薬の死亡事件が相次いでいるという。中国には、医・食の安全を総合的に監視する「国家食品薬品監督管理局」という中央政府機関があるが、同局は、2006年には、食の安全に関するものだけでも6万8000件を摘発している一方で賄賂を受け取り、ニセ薬を許可していたことなど官と業界の癒着も明るみに出ている。この辺りは日本と殆ど変わりがないのが皮肉である。こんなことをしていては、中国は世界から信用のない国になってしまう。そうなったらある意味危険かも。
たが、中国ばかり批判するのは筋違いなので最後に米国のことも記しておく。米国から広東省中山港に輸入したナッツ類の「ピスタチオ」の一部が腐っていることが12日、同省検疫当局の検査で発見されている。更に木箱の中からシロアリも発見されたといい、この他にも中国では米国から輸入した食品が安全基準に違反するケースが相次いでいるそうだ。山東省の煙台市では、米国から輸入したイカから基準を超えるカドミウムが検出され、亦、国家品質監督検験検疫総局は、7日、米国から輸入したレーズンなどから基準を超える大腸菌やカビが見つかったと発表している。こう見ると米国も似たようなことをしているのだから中国のことを「ああだ、こうだ」と言えない様に思うけど。牛肉問題もそうだしね。自分が食べるものは安全に作るけど他人が食べるものは適当に作るっていう感が諌めませんね。流石に日本から輸出しているものの中でそんなものが有るとは思えないけど不二家のようなこともあるから何とも言えないけど。
兎に角、自分が普段何を食べているか、使用しているか良く考えないといけない。