ズボン紛失で65億円請求

米国の裁判所判事がクリーニングに出したズボンが無くなったとして、クリーニング店の店主一家に5400万ドル(日本円で約65億)の訴訟賠償を求める訴えを起こし、12日、ワシントンの地裁で審理が始まったという。
訴訟社会の米国でも、ズボン1本にこれだけ巨額の賠償を請求するのは極めて特異なケースだといい、訴えを起こしたのが現職の判事だった為、様々な批判がわき起こっている。(そりゃそうでしょ)
原告は、行政訴訟を専門に扱う行政法審判官。クリーニング店が「満足保証」などの看板を掲げているのにズボンを紛失したのは消費者保護法違反として、ズボンがなくなった2005年から1日当たり1500ドル(約18万円)の賠償や別のクリーニング店に行くレンタカー代などとして請求額を積算した。
被告となった韓国系の店主一家の弁護士は、原告は最近離婚したばかりで慰謝料支払いなどでカネに困っているのが訴えの理由などと主張している。
それにしても凄すぎる。幾ら訴訟社会の米国でもこれでは批判が出るのも当たり前か。日本じゃ先ず考えられん。この様なケースだったら高くても背広代と迷惑代位でないか思うけど。被告側の弁護士も言っているように相当なカネが必要なんだろうな。