オスカーの行方は・・・

25日(日本時間26日)に迫った米アカデミー賞。今年は、女優の菊地凛子さんが助演女優賞にノミネートされており、受賞すれば1957(昭和32)年、「サヨナラ」のナンシー・梅木さん以来、半世紀ぶりとなる。映画「バベル」(アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督)での卓越した演技力は、イニャリトゥ監督に「この映画で一番正しい選択は凛子を選んだこと」と言わしめたほど。米雑誌「エル」でも絶賛されている。だが映画業界紙「ハリウッド・リポーター」では、ハリウッドデビュー作となった「ドリームガールズ」で存在感を見せた人気テレビ番組「アメリカン・アイドル」出身のジェニファー・ハドソンが最有力と予測している。果たしてその行方は如何に・・・。
亦、4部門で候補となっているクリント・イーストウッド監督の「硫黄島からの手紙」が作品賞を取れば、外国語映画としては初めての受賞となる。日米双方から硫黄島を描いた2部作の一つ「硫黄島からの手紙」。イーストウッド監督は2年前、「ミリオンダラー・ベイビー」で監督、作品賞をダブル受賞しているが、今回、監督賞は「ディパーテッド」のマーティン・スコセッシ監督が有力視されている。だが、「バベル」「クィーン」「リトル・ミス・サンシャイン」を加えた作品賞レースは混戦状態だ。果たしてその行方は如何に・・・。
日本人としてやはり、菊地凛子さんに獲って欲しいと願うのだが、個人的にはジェニファー・ハドソンが受賞するのではないかと思う。作品賞も難しいか・・・