教室不足

東京23区の児童数は2001年まで22年連続で減少し、その間に学校の統廃合が進められたが、近年の「都心回帰」で状況が一変し東京・都心部の小学校では教室不足に直面しているそうだ。
臨海地区のマンション建設ラッシュにより、今後5年間で児童数が4割以上も増える見込みを計算している港区では、校庭にプレハブ校舎を建てたり、中学校の間借りを検討したり対応に追われている。荒川区では半世紀ぶりに小学校を新設するという。都心部の地価高騰も進むなか、各区などは教室確保にてんてこ舞いだという。
東京23区の公立小学校の児童数は、「団塊の世代」が小学生だった1958(昭和33)年の85万5869人がピークで、その後は少子化や地価高騰で減少し続けた。1990年代からは小学校の統廃合が始まり、都心部では明治以来の伝統ある校名が次々と消えていった。
今更潰した小学校を新たに作るのには様々な問題があるのだろう。然しプレハブ校舎で勉強する子供たちのことを考えるとねぇ。プレハブじゃねぇ。