ブランドイメージ低下か !?

28日、中国・聯想レノボ)と米国IBMがSONY製の電池(リチウムイオン電池)を使っているノート型パソコンの発火事故が米国内で発生したとして同電池52万6000個のリコール(回収・無償修理)を発表した。同様の事故が続出していることからSONYは消費者の心配を払しょくする必要があると判断し全世界での大規模な自主回収・無料交換することに決めたという。
SONY製の電池を巡っては既に米国アップルコンピュータとデルが計590万個をリコールしているが世界規模の回収に発展したことで、SONYのブランドイメージが低下し業績にも悪影響を及ぼすのは必至である。
聯想IBMがリコールするのは、2005年2月から今月までに販売された「シンクパッド」に搭載されたSONY製電池。米国外でも日本などで販売された35万7500個がリコールの対象となる。聯想は2005年5月にIBMからパソコン事業を買収し、ブランド名はそのまま使用している。
今月16日に、ロサンゼルスの空港で飛行機に搭乗した利用客が、鞄に入れたSONY製電池搭載の「シンクパッド」から煙が出ているのに気付き、機外に出た事故があった。
SONYは、デルに続いてアップルがリコールを発表した先月24日、「現時点ではこれ以上の回収は行われないと考えている」としていたが、聯想IBMで新たな事故が発生した為、世界規模の回収に踏み切ることになった。
SONY製電池を採用しているその他の主要パソコンメーカーは、SONY自身の他、米国ではヒューレット・パッカード。日本では富士通東芝日立製作所だという。
自分のパソコンは富士通だが購入時期などを考慮するとリコールの対象にはならないかも。