取り逃がす

佐賀県唐津市20日、小学5年の男児が車にひき逃げされ、別の場所に放置された事件で、佐賀県警は、同市に住む、土木作業員の男を道交法違反(ひき逃げ)と業務上過失傷害の疑いで指名手配した。だが、県警捜査員が容疑者の男を取り逃がす失態を犯していることも分かった。
21日の午後、捜索中の県警交通機動隊の白バイ隊員が、農道で車体の左前方に衝突痕のある不審な青色トラックを発見。土木作業中の男に所有者かどうかなど事情などを聴いたが「知らない」と否定された。土地勘がない捜査員は、現場を離れて1.2キロ先の消防署で上司と落ち合い応援を要請。現場に戻る迄の約10分の間に容疑者の男はいなくなっていたという。その後、男は、自宅マンションに立ち寄った形跡はなく、所持金があるかどうかは不明という。
容疑者を取り逃がしたことについて、唐津署の副署長は「その時点で犯人と断定できなかった。問題がなかったとは断言できないが、当時としては最善の方法だったと思う」と釈明している。
取り逃がしているとは言え、今回の発見が指名手配に繋がったとも云える部分もあるだろうけどやっぱミスはミス。容疑者逮捕迄時間が掛かるようだと殊更問題が大きくなることも有りうるだろう。