逆走事故

18日、茨城県常陸太田市内の常磐自動車道上り線「日立トンネル」出口付近で、逆走してきた乗用車が大型トラックと正面衝突し、乗用車に乗っていた会社員の女性が死亡、トラックを運転していた男性も間もなく死亡したという。
茨城県警高速隊の調べでは、現場から上り方向に約3キロ離れた上り線に、女性の車の前部バンパーとナンバープレートが落ちているのが見つかった。中央分離帯のガードレールに車が衝突したような跡があり、上り線を走っていた女性の乗用車が衝突して回転し、方向を間違えて走りだしたのではないかとみて調べているという。
然しこの手の事故は減りませんねぇ。事故に至らなかった例も含め、結構起きている件数は多いのではないか。今回の場合は残念ながら両方の方が亡くなってしまい大惨事となってしまった。「逆走」が原因の交通事故は、正面衝突を引き起こすなど、通常の交通事故と違い、致死率が高い。
逆走事故の主な原因は、
(1)進入禁止標識、道路案内表示等を見落として誤進入
(2)サービスエリア、パーキングエリア(SA・PA)を出発する際に、出口(SA・PAから高速道路へ至る道路)を勘違いして、入口(高速道路からSA・PAへ至る道路)から高速道路に誤進入
(3)料金所の手前まで来てインターチェンジを間違えたことに気付き、Uターンして高速道路に戻ろうとして誤進入
などのうっかりミスが多く、他にも
(1)出るインターチェンジを見過ごして通過してしまい
(2)ジャンクションで行き先を誤ってしまい分岐地点まで戻ろうとして
(3)燃料が少なくなって、手前のサービスエリアに戻ろうとして
高速道路上でUターン又はバックなどの交通違反に拠る逆走するパターンも多くあり「まさか高速道路を逆走するなんて・・・」と思われがちだが、一寸した勘違いや思い込み又は交通違反で逆走は起こるので注意が必要だ。