残雪も記録的

記録的な豪雪に見舞われた新潟県で4月に入っても平年の2〜4倍に上る残雪があり地元住民や自治体関係者を悩ませているという。
県の除雪費は既に過去最高の106億円を記録しており雪解けが大幅に遅れている為、今後も田畑に消雪促進剤を散布するなど各自治体の負担が増大するのは確実で県は、除雪費助成など緊急対策に乗り出すという。
新潟県に因ると、4月1日現在の県内の主な積雪量は、津南町が308センチ(平年129センチ)、魚沼市入広瀬259センチ(同124センチ)、十日町市211センチ(同85センチ)、湯沢町196センチ(同53センチ)だそうだ。
消雪予想日は平年より15〜20日程遅れそうで、津南町では5月10日頃まで掛かる見込みだという。このままでは、田植えの時期が遅れるなど農作物だけで約64億円の損失が出ると予測されているそうだ。
今冬、最高4メートルの積雪を記録した(両親の出身地)南魚沼市でも尚、あちらこちらの田んぼには残雪があり除雪作業に追われているそうだ。
新潟県は、市町村に対し、機械に依る除雪や、消雪促進剤の散布などに掛かる費用を対象に経費の半額を助成することを決めた。各自治体の経費を取り纏めた上で、6月議会に補正予算案を提出するといい、豪雪被災者向けの復旧資金の利子補給なども新たに実施するという。