800兆円突破

平成17年12月末時点で、国債と借入金及び政府短期証券を合わせた国の債務残高=借金が813兆1830億円になったという。同年9月末から実に14兆1626億円も増え、初めて800兆円を超えたそうだ。国民一人当たりに換算すると636万円の借金を抱えている計算になる。
景気回復で税収は増加傾向にあるが、歳入不足の状況は相変わらず変わっておらず27日に成立予定の平成18年度政府予算でも新たに30兆円の国債発行を見込んでいるそうだ。日銀の量的緩和政策の解除で金利上昇の懸念も高まっており、政府は厳しい財政運営を迫られそうだ。
国の借金のうち、国債は17年9月末から13兆458億円増の663兆7743億円。一般会計や特別会計の借入金は59兆3494億円、一時的な資金不足を補う政府短期証券は90兆593億円だった。
総務省に由ると、地方債も含めた18年3月末時点の地方債務残高は204兆円となる見通しで、国と地方を合わせると借金は1000兆円を超えることになる。