たなぼた勝利

まさかこんなことが起きるとは・・・。メキシコよ、ありがとう。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)2次リーグ1組の最終戦であるアメリカ−メキシコ戦が行われメキシコが2−1でアメリカを下した。この結果、日本の準決勝進出が決まった。
まさに、奇跡としか言いようが無い。昨日の韓国戦での敗退により準決勝進出は、粗、絶望的だと思っていた。然も、アメリカの先発投手はメジャーリーグ341勝のロジャー・クレメンスとくれば99.9%メキシコには勝ち目がないと思っていたからなぁ。然し、勝利の女神は、メキシコに微笑んだ。そして日本にも微笑んでくれた。
メキシコは、3回、得点を挙げた時点で準決勝進出の可能性はなくなったが、メキシコの選手は必死のプレーを止めなかった。それは、ある一つのプレーが起こったことで彼等を燃え上がらせたからだと思う。
3回、先頭打者のバレンズエラ選手が放った右翼への大飛球は、右翼ポールに当たりグランドに跳ね返った誰が見ても紛れも無いホームランだった。然し、一塁塁審がホームランのコールをせず、イスプレイになり二塁打となった。当然、メキシコ側は抗議した。然し審判団はメキシコ側の抗議に対し、協議をしたが判定を覆さなかった。更にメキシコ側は、ボールに付いたポールの塗料後を示して再度抗議したが、やはり判定を覆さなかった。然もこの判定をしたのが、日本−アメリカ戦で日本の勝ち越し点を取り消した”疑惑の審判”だったという。その後、2死2塁からタイムリーが出て先取点を取り、5回にも1点を取りそのまま逃げ切った。
前日、メキシコの選手は、ディズニーランドに行っていたというから、粗、試合を投げていたに違いない。然し、日本と同様にアメリカ戦でアメリカ人審判から同じ不公平さを味わったことでメキシコの選手の闘志に火がついてしまったのだろう。それにしても、アホな審判だ。あからさま過ぎるよな。まぁ、日本が準決勝に進出出来たのだからそんなことは、もう如何でもいい。
18日のサンディゴ・ペトコ・パーク球場で行なわれる準決勝は韓国と対戦する。1次、2次リーグで韓国に負けている日本。今度は絶対負けられない。雪辱して欲しい。