一体何処へ

実に昨日の17日は、テレビニュースや新聞紙上を賑わすネタが多かったこと。
朝からはライブドア証券取引法違反容疑での東京地検特捜部の徹夜捜査を受けたニュースに始まり、昼には耐震強度偽装問題ヒューザー小嶋社長の国土交通委員会の証人喚問。夕方には最高裁に由る連続幼女誘拐殺人事件の犯人、宮崎勤容疑者の死刑判決と続いた。夜は3本纏めてって感じだった。
一番の注目の的は耐震強度偽装問題で、17日に行われた国土交通委員会の証人喚問に於いて昨年11月29日の参考招致では強気な姿勢で逆切れまで見せたヒューザーの小嶋社長なのに、今回は一転して証言拒否を繰り返していた。「刑事訴追の恐れがあるので証言を・・・・」のワンフレーズが実に28回もあり、終盤は「控えさせて」が「拒否」に変化していた。他に「覚えていない」などを含め合計39回も回答した。然しながら小嶋社長が証言を拒否した質問の多くは、刑事訴追や有罪判決を受ける恐れがあるとは思えないものばかり。刑事訴追や有罪判決を受ける恐れがあるとは思えない証言を拒否させた補佐人の姿勢がよく分からん。イーホームズの藤田社長と責任の擦り合いをした参考質疑での威勢の良さは一体何処にいっちゃったんでしょうねぇ。
何か宮崎勤容疑者の判決日に合わせたように行われた小嶋社長の証人喚問。ライブドアのニュースに、したって何か小嶋社長の証人喚問の注目度をはぐらかすかの様にふって沸いた感じがする。
何れにしろ、耐震強度偽装をはじめ小嶋社長の疑惑を更に深めただけだと思う。