強い冬型の気圧配置

日本付近は強い冬型の気圧配置が続く中、日本列島に降り続いた大雪は、19日午後には峠を越えた。全国各地では天気が荒れ模様で、各地40地点では12月の積雪記録を更新している。
愛知県名古屋市では1947(昭和22)年以来、58年ぶりに23cmの積雪を記録。気象庁に依ると、同日午後8時現在の積雪は、青森市・酸ケ湯215cm、岐阜県白川村200cm、新潟県津南町198cmなど。記録を更新した40地点は北海道から北陸、近畿、中国地方の広い範囲に渡り、このうち19日に更新したのは19地点で、群馬県みなかみ町では185cm(過去の記録165cm)、福井県大野市では189cm(同188cm)。

冷え込みも厳しく、東京都心の最低気温は氷点下0.8度と、12月としては10年ぶりの冬日となった。仙台でも氷点下3.9度、広島同0.3度、高知同2.5度など各地で真冬並みの気温だ。
この影響に因り全国で死者が出ている。新潟県で5人、福井県で6人が死亡するなど、19日までに信越から中国、四国地方にかけての9県で18人が死亡。全国で250人以上の負傷者が確認されている。交通機関も新幹線の遅れをはじめとする列車の運休、欠航便が相次ぐ空の便。高速道路では各地で通行止めとなっている。
気象庁に依ると、21日から再び強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まる見通しで、日本海側では大雪の恐れもあるという。皆さん気を付けて下さい。