Qちゃん復活 !!


2年ぶりのフルマラソンになったQちゃんこと高橋尚子選手が今日の東京国際女子マラソンで優勝した。良かったなQちゃん。意外にも東京国際女子マラソンの優勝は今回が初めてだった何て知らなかった。タイムは2時間24分39秒で歴代優勝タイムとしては三番目のタイムだったとか。本音を言いますと、自分はレース前に右脚の肉離れを抱えていたこと、レースブランク、年齢からして勝てないだろうと思っていました。皆も同じこと考えていたと思いますよ。だけどQちゃんは果敢に挑み、快走を演じ、見事に優勝した。頭が下ります。2年前の東京国際での敗戦でアテネ五輪代表の座を逃し、五輪2連覇の夢が断たれた。失意で、一時は引退も考えたという。然し「失敗したまま終わりたくない」と、再起を決意。今春にはより厳しい環境に身を置こうと、小出義雄・佐倉AC代表から自立。以後は過去の練習日誌を参考にして試行錯誤しながら、専属の練習パートナーやトレーナーらを集めた「チームQ」と共に米国合宿を進めた。帰国翌日の今月11日に肉離れを起こして4日間練習が出来なかったそうで、「東京で走らなければ何も始まらない」と強行出場。レース中も痛む右脚には「お願いだから最後まで(無事で)持ってね」と語り掛けていたという。小出代表は、レース前には「俺だったら出場を止めたかな」って言っていた程だったのだから、相当足が悪かったのでしょうね。危険な賭けでした。兎に角、今は足を早く直して亦、我々の前に顔を見せて欲しいものです。でも見事な復活優勝、本当に良かった。自分のことのように嬉しいね。

高橋尚子】1972(昭和47)年5月9日生。岐阜県岐阜市出身。
県立岐阜商高校経て大阪学院大学に進学。
・1995(平成7)年、小出義雄監督を慕いリクルートに入社。
・1997(平成9)年、小出監督の移籍に伴い積水化学に移籍。
・2000(平成12)年、女子スポーツ選手としては初の国民栄誉賞を受賞。
・2003(平成15)年、小出監督と共に積水化学退社。佐倉アスリート倶楽部に所属。
・2005(平成17)年、小出監督との師弟関係を解消。ファイテンと4年間の所属契約。
<戦歴>
・1997年1月 大阪国際女子マラソン 2時間31分32秒 7位
・1998年3月 名古屋国際女子マラソン 2時間25分48秒(当時の日本記録) 初優勝
・1998年12月 バンコクアジア大会 2時間21分47秒(当時の日本記録) 優勝
・2000年3月 名古屋国際女子マラソン 2時間22分19秒 優勝
・2000年9月 シドニー五輪 2時間23分14秒 優勝(金メダル)
・2001年9月 ベルリンマラソン 2時間19分46秒(当時の世界記録) 優勝
・2002年9月 ベルリンマラソン 2時間21分49秒 優勝
・2003年11月 東京国際女子マラソン 2時間27分21秒 2位
・2005年11月 東京国際女子マラソン 2時間24分39秒 優勝