精度向上

今日の朝刊に『時効一ヶ月前逮捕』という記事が載っていた。
記事に因ると、15年前の1990(平成2)年11月12日、東京都足立区の路上で、当時56歳の男性が刺殺された事件が有り、別の窃盗事件で起訴されている男性Aを殺人容疑で再逮捕したというもので、殺人罪の公訴時効成立まで僅か一ヶ月前だった土壇場での逮捕だったそうだ。逮捕の決め手と為ったのはDNA鑑定の精度の向上によるものだったとか。
容疑者特定で重大の役割を果たしたのが、凶器のナイフに付着していた血液の鑑定で、15年前は、同じDNAを持つ人が居る確立(出現率)は『25分の1』程度とされていた。しかし最新装置を使って今年7月に行われた鑑定では『数億分の1』まで精度がアップ。遵って問題の血液が男性Aの血液だと鑑定出来たという。いやぁ数字から見てもホント凄い進歩だよね。極端の事を言えば髪の毛一本からクローンを造れるこのご時勢ですから当たり前と言えば当たり前なのですが・・これからもDNA鑑定で同じ様な事件を解決する決め手に為る事が多分に有る事でしょう。