山高神代桜


今日は山梨県北杜市武川町山高の実相寺境内にある「山高神代桜」を観賞しに行って来た。


「山高神代桜」は樹齢2000年ともいわれ福島県田村市「三春の滝桜」、岐阜県本巣市の「根尾谷の淡墨桜」と共に日本三大桜の一つとされているエドヒガンザクラの老木で、1922(大正11)年にサクラとしては日本で初めて国指定の天然記念物として登録され、1990(平成2)年には「新日本名木百選」にも選定されている。


一説によるとこの桜は日本武尊が東征の際に植えたと言われ、鎌倉時代には日蓮聖人がこの木の衰えているのを見て祈ったところ蘇ったため「妙法桜」とも呼ばれている。




現存する明治、大正、昭和初期の写真を見ると立派な主幹があったのですが、残念ながら1959(昭和34)年の台風によりその主幹が折れ現在に近い姿になってしまったとのこと。


1948(昭和23)年には「3年以内には枯死する」という宣告を受けましたが、その後の樹勢回復工事により現在に至るまで毎年春に花を咲かせ続けています。


これだけの巨木を維持するのは大変かと思うが何時までも美しい桜花を咲かせ続けて欲しいものです。


実相寺には神代桜の他にも立派な桜が多数花を咲かせていました。桜をバックに南アルプスの山並みが見られるのも魅力です。