オールド女優の我儘

30年ぶりに来日したイタリアの女優、ソフィア・ローレンですが、何が気に入らなかったのか都内で行われた宝石メーカー「ダミアーニ」の新店舗オープンを記念した会見で突然激怒し、その後の取材を拒否する騒動となった。会見後に予定されていたテレビの情報番組の個別取材なども全てキャンセルし、ホテルの部屋に帰ってしまったという。彼女の名前は聞いたことはあるが、どれ程の大物女優かは知りません。73歳といい年をした大女優の我儘ぶりには唯、呆れるばかり。
ソフィア・ローレンは、1960年の「ふたりの女」で米アカデミー主演女優賞を受賞し「世界で最もセクシーな女優」にも選ばれるなど、世界的な大女優だそうで、1973年以来の来日とあって、会場には香港、台湾などを含む100人以上の報道陣が集っていたそうだ。
そんな中で起きた大女優さんの我儘。大女優さんは午後2時20分ごろに登場予定だったが、姿を見せたのは3時すぎ。「3時までは出たくない」という謎の理由による40分の遅刻の為、質疑応答はイタリアのテレビ局による僅か1問で打ち切られてしまったという。日本の報道陣が「改めて質問させて欲しい」とリクエスト。関係者の説得で、再び会見場に現れた大女優さんだったが「No,No ! 質問にはもう答えたわ」と腰に手をあて、完全にブチ切れモード。その後に予定されていた2つの情報番組の個別取材も拒否した後、別会場で開かれた顧客用展示会に数分顔を出すと、そのままホテルの自室に引きこもってしまったそうだ。
この日午前には約2億円のネックレスとブレスレットをつけ「次は30年も間隔をあけずに、日本を観光したいわ」とご機嫌だった大女優さん。突然の“女王様”の翻意に、関係者も唯、あ然、ぼう然とするばかりだったというから堪らなかったでしょう。
何処の国でも女優さんの我儘は変わりませんね。