未だ何か隠しているような気が

19日未明に千葉県野島岬沖で起きた海上自衛隊イージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故で、「清徳丸」に乗っていて海に投げ出された漁師父子の消息は依然不明だ。こう言ってはお叱りを受けそうだが残念ながら父子の生存は100%絶望だろう。
然し、高性能レーダーを装備したイージス艦「あたご」側が如何して衝突の僅か約2分前まで、「清徳丸」の存在に気付かなかったのか大いに疑問を感じていたら、案の定、海上自衛隊は、隠していましたね。防衛省の調べによると「あたご」側は、衝突12分前に「清徳丸」を確認(視認)していたと云うではないか!如何せそんなことだろうと思いましたよ。ハッキリ言えば「あたご」側のミスによる事故。海上自衛隊は、真相を隠そうと辻褄を合わせようとしたのだろう。だけど衝突するまでの12分間、「あたご」の乗員は何をしていたのよ。不思議でならない。
防衛省の方と云えば相変わらずの事故後の情報伝達が遅く、政府と云えば政権を揺るがす衝突事故だと云うのに記者会見でまるでひとごとの様に言い訳をする福田首相。正直腹が立つ。
防衛省は、身内を守る為に、未だ何か隠しているような気がしてならない。石破防衛相及び防衛省の御豪い方のケジメが必要なのは言うまでもないが、どうせ責任の擦り合いになるんだろうな。兎に角、行方不明の漁師父子を早く見つけてくれ!