連日の猛暑

毎日暑い日が続き、ホント気が滅入る。8月に入り、日本各所では猛暑が続いているが、気象庁によると、8月1から12日迄の平均気温は、北陸と東北南部で平年より1.9度、関東・甲信で1.5度も高く、いずれも過去3番目の暑さだそうだ。日本列島を広く覆う太平洋高気圧は弱まる気配をみせず、今後1週間程度は全国的に酷暑が続く見込みで、記録的な「暑い夏」になる可能性も出てきたという。
今日も気温が36.0度を越えたところが各地で見られ日本列島の猛暑は衰える気配がない。鳥取県の境で38.1度など北海道と岩手、秋田、山形、福島、鳥取各県の計21地点で、気温が観測史上最高(過去タイ含む)を記録した。国内で最も暑かったのは鳥取県の米子で、38.6度に達した。一方、富士山頂の無人測候所で観測史上最高の18.2度を記録したが、精査の結果、予備機による観測と判明。公式記録に残すかどうか検討中という。更に過去最高の暑さとなった主な地点は、北海道の駒場36.2度、秋田県の八幡平32.8度、岩手県の江刺36.9度、山形県の向町36.0度、福島県の川内34.9度。勢力の強い太平洋高気圧の他、鳥取県などの日本海側では乾いた暖かい風が山を越えて吹き下ろす「フェーン現象」が発生し気温が上がったとみられる。
一方では連日の猛暑で、電力の需給の方も厳しくなって来ている。9日には、東京電力管内の電力需要が今夏の最大電力を記録している。新潟県中越沖地震により、東電にとって最も重要な電力供給源である柏崎刈羽原子力発電所が全面稼働停止を続けている今、同社の供給余力は4.1%にまで下がっている。お盆明けにはまた電力需要が高まることからいよいよ綱渡りの状況が迫っている。東電は放映しているテレビCMなどを通じて、消費者に節電を呼びかけていく。