病人には『地獄』の駅

順天堂大学病院、東京医科歯科大付属病院、日本大病院など大学病院のほか、総合病院などが集中するJR東日本御茶ノ水駅構内の「バリアフリー対策」を望む署名活動が、近隣の病院に勤務する医師の呼び掛けで始まったという。同駅にはエスカレーターもなければエレベーターもなく、「病人には『地獄』の駅」とも呼ばれている。来年3月末までに10万人分の署名を集め、JR東日本に提出するという。JR線を使う人も多いが、体調の悪い患者が駅の階段で苦労する話を聞き、順天堂大学助教授(乳腺科)らが今月1日から署名を始めた。順天堂大学病院の外来患者は1日約4000人に上るといい。既に署名は2000人を超えているそうだ。今後、他の病院にも協力を呼びかけるていく予定だという。

2000年に高齢者や身体障害者の移動の円滑化を目指す「交通バリアフリー法」が施行され、乗降客5000人以上の鉄道駅は、原則として2010年までにバリアフリー化しなければならない。中央線と総武線が停車する御茶ノ水駅の乗降客は、1日約20万人とみられる。
JR東日本は2010年度末までのエレベーター設置を目指す」と説明している。
確かに御茶ノ水駅はホームが狭いし神田川とその護岸の土留めに造った壁に挟まれた構造になっているので工事は可也厳しいことは確か。仮にホームの長さを延長する工事があった場合でも可也厳しい。
JR東日本:駅構内図(御茶ノ水駅)