辞退者続出

3日から始まるイオン日米野球2006で日本選手の辞退者続出に全日本の指揮を取る楽天野村克也監督が頭を抱えているという。昨日の10月31日もソフトバンク川崎宗則内野手が「右手薬指打撲」のため辞退することが発表され、オファーした選手も含めると大量25選手が辞退していたことが判明。公式発表されている辞退者は10人だが、水面下で打診した選手も合わせると倍以上だという。野村監督が1日の集合を前に「JAPAN」の誇りを持てない選手の価値観に怒りをあらわにしたが気持ちは分かる。
今年3月、日本はWBCで世界一に輝いた。逆に米国は色々と味噌をつけた上負けたこともあって“野球の本場”の威信を取り戻したいと来日直前まで合宿を張るなど気合十分なのに肝心「JAPAN」がこれじゃ、相手に失礼ではないかと思う。まぁ、色々と意見はあるだろうがファンの投票で選ばれたのならやっぱり出場すべきではないかとは個人的には思う。特に将来大リーグに行きたいと思っている選手はねっ。
亦これとは別に巨人でも出場選手を巡ってゴタゴタしているようだ。明日、2日にMLBと対戦する親善試合で出場出来るレギュラークラスは二岡選手と阿部選手だけで、飛車角金香車落ちメンバーで挑むことになりそうだというのだ。4番不在どころか、クリーンアップも組めない非常事態に、あるコーチは「どうしましょう。どうしましょう。そこまでの人選は決めてないけど。困るねぇ」と大困惑。他のコーチは「4番はシンノスケ(阿部)、三塁は古城がいるだろう」と4番を公式戦で1度も打ったことがない阿部選手に託すつもりでいるというから無謀すぎる。
今年は過去のように野茂選手、イチロー選手やサミー・ソーサ選手、バリー・ボンズ選手といった目玉選手もいない。しかも巨人は一軍半メンバー。選手会日米野球の開催が今回で最後になることを要望しているが、これでは無理もない。こう見ると日米野球の開催に疑問を感じる部分は確かにある。
親善試合の入場料はS指定が公式戦よりも1100円高い7000円。外野指定席は1300円高い3000円。野球が好きな人なら入場料が如何であろうと観戦に行くのでしょうけど。多分明日はガラガラでしょうね。
自分は今シーズン全然プロ野球観なかった輩なのに色々と能書き垂れていますが、こんな状態では益々野球人気が低下して行くでしょう。