疑惑のシナリオ

先月29日のスパーリング中に左瞼を切り全治1カ月の大けがを理由に、今月18日の初防衛戦の延期を決めたWBAライトフライ級王者、亀田興毅(19)が、大けがの2日後、運動会での綱引きに参加したり、カラオケに興じていたことが発覚した。重傷と診断されていた、亀田興毅だが、「疑惑の判定」という汚名を払拭(ふっしょく)するために決めた再戦の延期理由にも、“疑惑”が急浮上してきた。
10月2日に会見を開いた協栄ジム金平桂一郎会長は、8針を縫う「左眼瞼挫創で全治1カ月」との診断書のコピーを配布し、因縁の相手、ファン・ランダエタ(27)との初防衛戦の延期を発表したばかり。2日後の10月1日に都内で行われた小学生の妹の運動会を観戦。父の史郎氏と共に、保護者参加の綱引きに参加し、チョー元気な姿をみせていたというのだ。米無料動画サイト「You Tube」の中でその時の映像が流れていたそうで、如何やら運動会の参加者が撮影した映像とみられる。映像には亀田興毅の顔のアップもあり、サングラスはしていたものの、1カ月の重傷という形跡は見当たらなかったという。亦、5日発売の写真週刊誌「フライデー」にも、運動会当日の夕方、台東区内の居酒屋で夕食をとった後、ダーツバーに移動。併設してある個室カラオケの和室VIPルームで3時間近く盛り上がっていた記事が載っていた。
色々と疑惑に関するシナリオがあるようだがこれで亀田陣営が、益々窮地に追い込まれるのは間違いないであろう。