映画『ラフ』と初日舞台挨拶

映画『ラフ』

今日は、日比谷シャンテに映画『ラフ』を観に行って来た。普段なら近場のTOHOシネマズに行くところだが公開初日ということもあり、舞台挨拶のある日比谷シャンテまで足を運んだ。
舞台挨拶は、上映1回目後と上映2回目前の2回あり、映画も含め両方観て来た。舞台挨拶には、主演の長澤まさみさんと速水もこみちくんを始め、阿部力くん、市川由衣さん、高橋真唯さん、石田卓也くんに大谷健太郎監督が来られていた。まさみさんは白のドレス姿で左耳には赤いピアス?をして登場。もこみちくんはグレーのジャケットにジーンズ姿で登場したが顔の色が黒いこと黒いこと。上映1回目後の挨拶終了後、屋外でプレス向けの写真撮影が行われていた。
映画の方と言えば、原作を読んだことはないですが思っていたよりは良かったと思う。だけど脚本に関して言えば不満がある。映画全体を通して平坦で感情の起伏に乏しく、特に盛り上がりもせず、淡々と進んで行った感がある。物語が飛びすぎていて、所々『?』と思うところがあり、原作を読まないと一寸理解し難いかも知れない。(だって初め『人殺し!』って嫌悪感を持っていた亜美がいきなり大和等と海に遊びに行くか?まぁ、その間に色々とエピソードはあるんだろうけど。それにしても飛びすぎ)
原作は確か12巻だったと思いますが、その全てのエピソードを詰め込めることなどは2時間では不可能なので、抽出するエピソードを練り直したほうが良いと感じた。競泳シーンや飛込みはスピード感があって良かったと思う。原作ファンの人達からすれば不満だらけの映画でしょうが欠点を上げたら切がないし、あれだけの話しを2時間に纏めることを考えれば、可也頑張った方ではないかと思う。
まぁ、去年の『タッチ』の時でも今回と同じことが言えたんですけどね。元々、あだち充氏に限ったことではないですが原作のある漫画や小説を映画化するのにはやっぱ無理がある。
http://www.cinematopics.com/cinema/c_report/index3.php?number=2228