亦、犠牲に・・・

秋田県藤里町で行方不明になっていた小学1年の男児が遺体となって発見された。男児の遺体の状況から首に紐のようなもので絞められた後があった為、能代署は、殺人・死体遺棄事件として捜査本部を設置し約100人態勢で捜査を始めた。
殺害されたG君は、友達4人と一緒に下校。友達3人とは途中で別れ午後3時半ごろ、最後に残った1人と帰宅後に遊ぶ約束をして、自宅迄40メートルの場所にある公園付近で別れたという。
友達は、一旦帰宅し10分後に公園付近に戻ってG君を待ったが、待ち合わせ場所に現れないので、G君宅を訪ねたところ、帰宅していないことが発覚。父親が通報し能代署や消防などが捜索していた。G君は普段、自宅から遠い地域に一人で行くことはなかったということから何物かに連れ去られ後、首を絞められ殺害された可能性が高いとみている。
一方、G君の自宅の2軒隣に住む小学4年の女児が4月9日に自宅を出たまま行方不明となり、翌10日に能代市を流れる藤琴川で水死体となって見つかった事故があり、当初県警は、Aちゃんが誤って川に転落したとみていたが、失跡場所や不明になった状況などに類似点がある為、今回の事件との関連も慎重に捜査を進めている。然し、Aちゃんが落ちたとされる場所は、子供達が行くような場所じゃない為、近所の住民は、『事故』だということに不信感を持っていたといい、警察がきちんと対応をしていれば今回の事件が起きなかったという声も聞かれる。
僅か1か月余りの間に、同じ小学校の児童2人が相次いで死亡するという異例の事態に、保護者も、学校側も不安を隠せない様子だという。一方、G君の遺体が発見された同県能代市市道は、険しい山沿いを走り、殆ど地元住民しか利用しない道。冬季は閉鎖されており、能代署捜査本部は、犯人に土地カンがあり、人目に付きにくい場所を選んで遺体を遺棄したとみている。
亦しても起きてしまった幼い児童に対する殺人事件。昨年を見ても殺人・殺人未遂事件の被害に遭った小学生は27人に上り、広島や栃木両県では、相次いで小学1年の女児が殺害され、今年3月には川崎市の小学3年の男児がマンションから投げ落とされ、殺害されるなど、子供が犠牲になる事件は後を絶たない。
奈良市では2004年11月に下校途中の小学1年の女児が誘拐、殺害される事件が発生。以来、警察は地域の住民ボランティアや学校関係者と連携し、通学路のパトロールなどを強化してきた。
然し、昨年11月には広島市でペルー人の男が下校中の女児を殺害。同12月に栃木県今市市(現日光市)の女児がやはり下校中に不明となり、茨城県で遺体が見つかった事件は未解決のままで、社会に不安を与えている。
一体、如何したら子供達を守ることが出来るのか・・・・