米国産牛肉輸入解禁 !

2年ぶりに輸入再開が決まったアメリカ・カナダ産牛肉。精肉は早ければ年内にも店頭に並び、年明けには牛丼店や焼肉店などの外食にもお目見えしそうだ。然し、消費者の間には不信感も根強く、果たしてアメリカ産牛肉は信頼を取り戻せるのか。
アメリカ・カナダ産牛肉の輸入解禁。消費者の信頼を得るカギは二つあるという。一つ目は、輸入再開の条件とされている①生後20ヶ月以下の牛肉に限る。②脳や脊髄などの特定危険部位の除去。―の2点が間違えなく行われているかということだ。輸入牛肉の安全性を審議した食品安全委員会でも、この2点について厚生労働省農水省が責任を持つことを前提に結論を出した。従って安全は両省の監視体制に掛かっている。
二つ目は、どこまで生産地表示が徹底されるかだ。精肉の場合、原産国が表示される。然し加工された場合は、挽肉など生鮮品に近いものを除き表示義務がない。合い挽き肉など複数の素材を使用した場合、5割以上占める素材だけが表示対象で、アメリカ産牛肉4割の合い挽き肉なら「アメリカ産」の表示は必要なくなる。消費者の間には、まだ漠然とした不安がある。出来る限りとは言わず、明確な生産地を表示しなければ消費者の信頼は得られないだろう。
だが問題は、果たして精肉業者らが明確な生産地を表示するだろうか?疑問だ。まぁ全部の業者がとは言いませんが、中にはインチキする輩が必ず出てくることだろう(何れは)。厚生労働省農水省もあんまり信用出来ないし。我々消費者は表示でしか良し悪しを判断する術しかない。結局は自己責任でということなのだろう。自分は進んでアメリカ・カナダ産牛肉を食べようとは思わないですが特に加工されたものを食べる時は注意しなければと思う。