胴体着陸

乗客乗員60名を乗せた全日空ボンバルディアDHC8-Q400型が高知空港胴体着陸した事故は大惨事にならなくて良かった。自分は仕事中だったのでテレビで生中継された着陸の模様は見られなかったがきっとその模様を見ていた人は固唾を呑んでいたことだろう。
事故を起こしたカナダ・ボンバルディア社製のDHC8-Q400型は2000年から世界の航空各社で導入され始めた新鋭機で、日本でも全日空日本航空の両グループが合計22機を導入している。然し2003年の国内就航以来、77件ものトラブルを起こし、その内20件以上は今回のトラブルと同じ車輪関係に集中していたという。よく今までこんなにトラブルを起こしていたにも関わらずこの程度のトラブルで済んできたのが不思議である。だが、全日空日本航空とも、今の段階では簡単に機種を入れ替えること出来ず、点検強化で同機の運航を続ける方針だというが利用する側にとってはいい迷惑だ。
これからも目的地まで行くのに飛行機以外に方法がない場合、嫌でも同機に乗らなければならない可能性があると思うと何とも言えん。もうトラブルが起きないことを願うしかない。だが、幸いにも乗客が死亡した国内航空会社の事故は、1985(昭和60)年の日航ジャンボ機以来、起きていない。全日空に限れば自衛隊機と空中衝突した1971(昭和46)年の岩手県雫石事故以来、死亡事故を起こしていない。だからといって安全とは限りませんが・・・・
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